
トレ子:先輩、今週は口座のルール変更だけじゃなくて、VPSのニュースも気になります……。
USK先輩:そうだね。新しい口座の条件と、今ある口座を守るための情報は分けて確認しよう。特に不正アクセスの件は、復旧を待つだけで済ませないことが大切だよ。
今週はFintokeiの「入門プラン」刷新、Hantec TraderからRZR Fundedへの名称変更、Topstepの指標関連ルール、Hola Primeの統合Rulebookなどが話題になりました。
一方、FX・プロップの取引環境にも関わる「お名前.com デスクトップクラウド」の不正アクセスについて、10月23日に公式第3報が出ています。まずは影響を受ける可能性がある利用者向けの重要情報から見ていきます。
対象期間:2026年10月19〜23日/情報確認日:2026年10月24日。 10月24日11:50時点の公式第4報と、同日掲載の第5報(当該報の発表時刻記載なし)は、対象週外の続報として第1章内に分けて追記しています。販売条件やサービス状況は変更される場合があります。
更新履歴(2026年10月24日): 公式第5報の予防的な端末確認・フルスキャン・バックアップ要請を追記し、公式第4報に基づく情報の外部持出しの確認、お見舞金、代替サービス、損失補償の条件と案内期限を追記しました。RZRの英語公式ページを確認し、出典リンクを追加しました。 パスワード変更は、公式第3報に従ってFX取引に使用していない端末から行い、保存済み認証情報や使い回した同じパスワードも速やかに変更する旨を明確にしました。HolaのSL設定期限について、企業発表にない起点の補足を削除しました。
1|【重要】お名前.com不正アクセス、第3報では何が分かった?
以下は対象週内の第3報の記録です。10月24日の第4報で更新された事実と対応方針は、後段の追記で確認できます。
GMOインターネットは2026年10月23日付の第3報で、「お名前.com デスクトップクラウド」における不正アクセスの調査状況と利用者への対応要請を公表しました。
10月20日に一部サーバー環境で不正プログラムの設置を確認し、21日から全プランのサーバーを順次停止。サーバー内に保存されていた取引口座のログイン情報などが取得され、不正利用された可能性があり、個別の被害範囲は調査中だと説明しています。
| 第3報の項目 | 2026年10月23日付第3報 |
|---|---|
| 影響の可能性があるサーバー | 26,739件 |
| サービスの状態 | デスクトップクラウド全プラン停止を継続 |
| 再開時期 | 未定 |
| 取引口座情報 | 保存されたログイン情報などが取得・不正利用された可能性 |
| 個別の被害状況 | 引き続き調査中 |
26,739件は、不正アクセスや情報取得が確認された件数でも、被害者数でもありません。 影響の可能性があるサーバーの数です。
利用者が優先して確認したいこと
GMOは、対象のVPSでMT4・MT5などの取引ツールを使っていた利用者に対し、次の対応を求めています。
- FX取引に使用していない端末(スマートフォンや別のPC等)から、取引口座や取引ツールのパスワードを至急変更する。
- ログイン中のセッションをすべて切断する。必要に応じて証券会社・FX会社へ依頼する。
- 建玉、注文、取引履歴、口座残高を確認し、身に覚えのない操作があれば取引先へ連絡する。
- 利用先で二要素認証が提供されていれば有効化する。
- VPS内・ブラウザに保存/利用した認証情報や、他サービスで使い回した同じパスワードも速やかに変更する。
- 不審な復旧通知や補償案内のリンクを安易に開かず、端末のスキャンと慎重なバックアップを行う。
パスワード変更と全セッション切断は別の確認項目です。 パスワードを変更しても、サービス側の仕様によって既存セッションが維持されることがあるとGMOは注意を促しています。
出典:GMOインターネット・公式第3報/お名前.com・公式第3報
10月24日追記|対象週外の続報
GMOインターネットグループとGMOインターネットは、2026年10月24日11:50時点の第4報で、サービス環境への不正アクセスと、利用者の情報が外部へ持ち出された事実を確認したと公表しました。第3報の「取得・不正利用の可能性」から説明が進んでいます。ただし、全利用者の情報が流出した、すべての口座で不正取引があった、と確定した意味ではありません。
利用者への対応は、次の3つを分けて読む必要があります。
| 対応 | 第4報の案内 |
|---|---|
| お見舞金 | 現在の全利用者に、金銭的被害の有無を問わず一律5,000円。以下の損失補償とは別 |
| 代替サービス | 現行基盤をそのまま再開せず、継続利用を希望する契約者へ独立したクラウド基盤のサービスを案内。乗換え後6か月間無償。本人の同意なく移行しない |
| 不正取引の損失補償 | GMOが今回の不正アクセスに起因すると認めた取引の実現損失(差損・手数料等)が対象。市場変動による損失、得られたはずの利益、間接損害は含まない。他社から返金された分は控除 |
10月30日23:59(JST)は、お見舞金の手続き・支払時期と代替サービスなどの案内期限です。支払完了期限ではありません。 損失補償の申請方法・必要書類・受付期間・支払時期は11月6日までに案内される予定で、この日も補償の申請締切や支払期日ではありません。
出典:GMOインターネットグループ・公式第4報(10月24日11:50時点)
第5報|利用者自身の端末確認とバックアップを至急案内
同じ10月24日掲載の第5報では、利用者自身のPC・スマートフォン等について、ウイルス対策ソフトによるフルスキャンとデータのバックアップを至急行うよう案内しています。バックアップしたファイルの取り扱いにも注意が必要です。
利用者の端末への影響は調査中で、二次被害防止のための予防的な対応です。全利用者の端末で感染や侵入が確認されたという発表ではありません。 第5報には発表時刻の記載がないため、第4報の11:50とは区別します。
パスワード変更はFX取引に使用していない端末(スマートフォンや別のPC等)から行い、変更済みの場合もログイン中の全セッションを切断するよう再度求めています。口座の安全確認と、利用者自身の端末確認の両方を進める必要があります。
出典:GMOインターネットグループ・公式第5報(10月24日掲載)
プロップ口座の違反・失格・報酬はどうなる?
GMOの損失補償と、各プロップ企業による違反取消し・口座復元・報酬などの扱いは別です。デモ残高の減少をそのまま実金銭の損害とは扱えず、各社でどの救済が適用されるかは未確認です。
▶ お名前.com不正アクセスの経緯と、FX・プロップ口座で確認したい点を詳しく読む
2|Fintokeiの入門プランが「3ステップ」から「1ステップ」へ
Fintokeiは10月21日以降に購入した「入門プラン」の条件を変更しました。大きな違いは、評価が3ステップから1ステップになったこと。ただし、損失制限や期間、報酬の条件も同時に変わっています。
| 項目 | 10月21日より前の購入口座 | 10月21日以降の購入口座 |
|---|---|---|
| 評価構成 | 3ステップ | 1ステップ |
| 利益目標 | 各ステップ2%/3%/6% | 3% |
| 日次損失率の失格ライン | 3% | 2%(初回到達に猶予制度) |
| 全体損失率の失格ライン | 6% | 8% |
| 評価期間 | 各ステップ最大180日 | 最低3取引日・最大60日 |
| 報酬配分の仕組み | 従来のDPR方式 | 一律80% |
「初回失格猶予」は損失の免除ではない
新条件では日次損失率の失格ラインに初めて到達しても、その場で通常の失格とはならない仕組みが案内されています。ただし、保有ポジションはすべてクローズされ、次のUTC 0時まで口座は読み取り専用となります。再度ラインに到達した場合は失格となるため、自由に制限を超えて取引できる制度ではありません。日次損失率ラインへの初回到達時の猶予は、評価ステップ口座とプロ口座でそれぞれ1回ずつ適用されます。
また、円建ての新入門プランには口座の全期間を通した報酬支払いの合計上限8万円が設定され、申請は最大2回、各回に所定の利益目標があります。
10月21日より前の購入口座には新制度を遡って適用しません。 購入日と正式な口座条件を分けて確認してください。
出典:Fintokei公式FAQ・10月21日からの入門プラン変更
PR|Fintokei(アフィリエイト広告)
対象条件・有効期限・割引後金額は購入前に公式で確認してください。
「新規」の定義、対象プラン、利用回数、有効期限、他の割引との併用可否は未確認です。全商品への適用を保証するものではありません。購入画面でコード・対象条件・割引後金額を確認してください。
上のバナーと公式サイトへのボタンは、USKの紹介リンク(アフィリエイト広告)です。
公式の確認先:参加に必要な費用/クーポンが使えない場合
3|Hantec Traderが「RZR Funded」へ移行
Hantec Traderは現地10月19日付の企業発表で、RZR Fundedとしての運営開始を案内しました。
会社によれば、既存のChallenge・Funded口座はログイン情報、残高、進捗、取引条件、報酬スケジュールなどを維持するとのことです。実際のログインや技術的な切替時刻までは、当サイトでは検証していません。
ただし、名称変更で既存条件が維持されることと、今後の新商品まで同じ条件になることは別です。
同社は日本向け「NEW ERA」キャンペーンも案内しています。公式ページの案内期間は、日本語案内が10月20日〜11月2日、英語案内が10月19日〜11月1日と異なります。日付差の理由や、統一された開催期間は確認できていません。各オファーは24時間限定のため、表示されている最大割引や特典が毎日・全商品に適用されるとは限りません。利用する地域の最新公式案内と当日の条件を確認してください。日付差を理由に、どちらかの終了日がすべての利用者に適用されるとは判断できません。
出典:RZR Fundedの名称変更に関する企業発表/NEW ERA公式ページ(日本語)/NEW ERA公式ページ(英語)
4|Topstep、PPIを重要指標時の制限対象例に記載
Topstepの公式ヘルプでは、重要指標(Tier 1 News Events)の対象例にPPI(米国生産者物価指数)が含まれています。
対象となるシミュレーション取引では、株価指数・金属先物などの新規建てに対して指標発表前後の一定時間に制限が設けられます。例えば対象ミニ先物では発表の5分前から5分後まで新規建てが禁止され、マイクロ先物は銘柄・口座規模によって上限が異なります。
ここでの制限を、すべての銘柄、Live口座、Trading Combine、Express Funded、Labsへ一律に当てはめることはできません。また、PPIが制限対象へ加わった正確な施行日は今回の確認範囲では未確定です。取引前に自分の口座の最新規約を確認してください。
出典:Topstep公式・高リスク/高ボラティリティ時の制限
5|Hola Prime、統合Rulebookと3つの制限見直しを発表
Hola Primeは10月21日、口座条件をまとめて確認できる「The Rulebook」を発表しました。企業発表によれば、Funded口座に従来適用されていた次の制限を撤廃したと説明しています。
- 60% maximum concentration per trade(1取引あたりの集中度上限60%)
- 70% maximum margin rule(証拠金利用70%上限)
- three-minute Stop Loss deadline(3分以内のSL設定期限)
3条件とも企業発表の記載に基づきます。60%の算定分母や対象となる個別商品・口座段階の詳細は、今回の企業発表からは確定できません。
「3分以内のSL設定期限を撤廃」と「SLの義務そのものを撤廃」は同じ意味ではありません。 残るリスク制限や適用範囲は商品ごとの規約で確認する必要があります。
出典:Hola Prime企業発表(GlobeNewswire)
まとめ|取引ルールと、口座を守る手順を分けて確認
今週は、口座の選択に関わるFintokeiの新条件、RZR Fundedへの名称変更、TopstepとHola Primeのルール案内がありました。
一方、お名前.comの不正アクセス問題は、ルールを守って取引していても、利用環境や保存した認証情報が別のリスクになり得ることを示しています。
取引に使っている端末・VPS・口座情報を見直し、サービスの復旧情報と口座の安全確認を別々に進めましょう。新しいプランを選ぶ場合も、商品名や割引率だけでなく、購入時期・口座段階・損失制限・報酬条件まで確かめていきたいですね。











